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就労継続支援B型の利用条件とは?対象者と手続き方法などをわかりやすく徹底解説!

就労継続支援B型の利用条件とは?対象者と手続き方法などをわかりやすく徹底解説! 就労継続支援B型とは?工賃の仕組みや作業内容・A型との違いなども徹底解説!

就労継続支援B型作業所を利用可能な人は、主に難病・知的障害・身体障害・精神障害などを抱えている18歳以上の成人です。

上記の主な障害を抱えている人であれば、利用条件を満たしますので利用することも可能です。

しかし、就労継続支援B型は、18歳未満の未成年の人は利用できないため、注意しましょう。

また、就労継続支援A型は雇用契約を結びますが、就労継続支援B型作業所は利用する人との雇用契約を結びません。

上記のように就労継続支援B型作業所にどんな人が通っているのか気になる人や興味がある人もいるのではないでしょうか。

障害手帳を持っていない場合でも、一部利用できる場合があります。

例として、精神障害の場合は、拒食症や統合失調症など、明確な医師の診断書があれば利用可能です。

本記事では、就労継続支援B型作業所の利用条件とは?具体的な対象者や手続き方法などについて詳しく解説しています。

また、精神障害者や知的障害者、身体障害者などの特徴・仕事内容・工賃の目安なども紹介しています。

最後まで読めば、下記の内容を理解できます。

  • 就労継続支援B型作業所はどんな人が通う?(結論:障害者)
  • 利用できる対象者/利用条件/年齢制限(結論:18歳以上の成人で障害認定を受けている人)
  • 工賃の目安
  • 就労継続支援B型のメリット
  • 就労継続支援B型のデメリット
  • 就労継続支援B型の選び方
  • 就労継続支援B型を利用する際の3つのおすすめ方法の紹介

就労継続支援B型作業所の利用条件・対象者・手続き方法などに興味がある人は必見です。

ぜひ、最後までご覧ください。

就労継続支援B型とは?厚生労働省公示の資料から仕組みと利用条件をわかりやすく解説!

就労継続支援B型とは?厚生労働省公示の資料から仕組みと利用条件をわかりやすく解説!

そもそも就労継続支援B型の概要を知らない人もいることでしょう。

就労継続支援B型とは、障害者総合支援法に基づいた障害福祉サービスにおける福祉的就労のひとつのことをいいます。就労継続支援には主にA型・B型の2種類があります。

A型とB型の主な違いとしては、雇用契約を結ぶか結ばないかです。

A型の場合は、一般就労が困難だが、一定の支援があれば雇用契約に基づいて働くことが可能な人を対象にしたサービスのことです。

一方、B型の場合は、一般企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供するサービスです。

そのため、B型では雇用契約を結ばずにサービスを利用することが原則です。

ここまで、就労継続支援B型の概要について解説してきました。

就労継続支援B型作業所の目的と利用者のニーズについて、下記にまとめました。

  • 就労継続支援B型作業所の目的と役割
  • 就労継続支援B型作業所に求められる利用者ニーズ

上記について詳しくみていきましょう。

就労継続支援B型作業所の目的と役割

就労継続支援B型作業所の目的と役割の主な概要は、下記のとおりです。

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他 の必要な支援を行う。(利用期間:制限なし) 

(参考)厚生労働省 障害者の就労支援について

就労継続支援B型作業所に求められる利用者ニーズ

利用者の主なニーズとしては、一般就労が困難だけど働きたいという人や自立を最終目的として就労継続支援B型作業所を利用したいなどがあります。

就労継続支援B型はどんな人が対象者?作業所の利用条件を具体的にわかりやすく解説!

就労継続支援B型はどんな人が対象者?作業所の利用条件を具体的にわかりやすく解説!

就労支援B型は主にどんな人が対象なのか、利用条件は何なのかなど知りたい方もいることでしょう。

ここでは、どんな人が対象なのか、利用条件などについて詳しく解説していきます。

下記にまとめました。

  • 対象となる利用者と障害の程度
  • 利用資格の基準と利用条件
  • 対象年齢

上記についてそれぞれ詳しくみていきましょう。

対象となる利用者と障害の程度

厚生労働省によると、就労継続支援B型の対象となる利用者は主に下記のとおりです。

  1. 就労経験がある者であって、年齢や体力の面で一般企業に雇用されることが困難となった人
  2. 50歳に達している人又は障害基礎年金1級を受給している人
  3. 1及び2に該当せず、就労移行支援事業者等による評価により、就労面に係る課題等の把握が行われている人

また、障害の程度については、下記のとおりです。

主な対象は、精神障害や身体障害、知的障害、難病を抱えている人及び、年齢、体力などの理由で長時間の労働や雇用契約を結んで働くことが困難な人です。

利用資格の基準と利用条件

厚生労働省によると、特別支援学校などの学校を卒業した後に、そのまま利用することはできないと定められています。

しかし、学校を卒業後に1度でも一般企業や他の就労支援で就労して利用条件にあてはまれば利用可能です。

対象年齢

年齢の上限に関しては、制限がないため、主に18歳以上の人で利用条件を満たしていれば利用可能です。

就労継続支援B型作業所の仕事内容は?利用条件からもらえる工賃の目安を解説!

就労継続支援B型作業所の仕事内容は?利用条件からもらえる工賃の目安を解説!

就労継続支援B型作業所は日本全国にあるため、規模の違い・地域性などから仕事内容が異なる場合があります。

原則として約1時間〜5時間の範囲(作業所の重要事項説明書の記載による)で、なるべく身体的・精神的に負担がかからない程度とされており、作業時間の長短を選ぶことも可能です。

就労継続支援B型作業所の仕事内容の事例を下記にまとめました。

  • パソコン関連(事業所内での簡単なデータ入力など)の仕事
  • クリーニングや清掃作業
  • 事業所運営のカフェやレストランのホール
  • 工場内でパッキングやピッキング
  • 手工芸品作成
  • 部品加工
  • 仕分けや書類整理など
  • 農作業 など

上記以外にも異なる仕事内容の事例もあるため、利用する人自身に合った仕事を選ぶことが大切です。

次に利用条件からもらえる工賃の目安を解説していきます。

厚生労働省よると、就労継続支援B型においては、利用する人に支払われる1ヶ月あたりの工賃の平均額が3,000円を上回らなければならないと定められています。

また、厚生労働省 令和4年度工賃(賃金)の実績について によると、令和4年度の全国平均工賃は、17,031円となっています。

実際の工賃は、各都道府県の各就労継続支援B型作業所によっても異なるため、注意しましょう。

就労継続支援B型のメリット

「就労継続支援B型を利用するメリットってなんだろう?」って思う人もいるのではないでしょうか?

ここでは、就労継続支援B型のメリットについて解説していきます。

B型事業所によって異なりますが、趣味を仕事にすることができたり、軽作業を通じて活動をすることが可能です。

下記に主なメリットについてまとめました。ご覧ください。

  • 経済的な自立を目指すこともできる
  • 自由に働き方を選べる
  • 資格やスキルを学べる

それぞれについてみていきましょう。

経済的な自立を目指すこともできる

B型作業所を利用して働くと工賃をもらうことができます。一般就労が難しい人でも経済的な自立を目指せることもよいポイントです。

資格やスキルを学べる

作業だけでなく興味のある資格やスキルを学ぶこともできる作業所もあります。

たとえば、パソコン関係の資格を取りたいやある分野のスキルを学びたいなど、希望を利用する作業所の職員に伝えて学んでいくという方法もあります。

ただし、B型作業所によって作業内容や方針が異なるため、注意が必要です。できれば利用開始する前に作業所をいくつか見学や問い合わせを行い、希望に沿って利用可能か確認することをおすすめします。

自由に働き方を選べる

B型作業所は原則、利用する人と雇用契約を結ばないため、自由に働き方を選ぶことが可能です。

障がいや病気の状況をふまえて無理のないペースで利用できるのもよいポイントといえるでしょう。

就労継続支援B型のデメリット

さまざまなメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。

デメリットについて下記にまとめました。

  • 運営が安定していにくい
  • ステップアップの機会が少ない
  • 工賃が低い

上記についてそれぞれみていきましょう。

運営が安定していにくい

支援制度の変更や財政的な制約により、運営が安定しにくい場合があります。

一部の作業所に関しては、運営が安定しないことが利用する人に悪い影響を与える場合もあるため注意が必要です。

ステップアップの機会が少ない

自由に働きやすい半面、ステップアップの機会が少ない傾向にあることもデメリットの1つです。B型作業所と上手く連携して次の段階を模索しながら利用するとよいでしょう。

工賃が低い

B型の事業所を利用する場合、雇用契約を結ばないため、一般の企業と比較すると工賃(賃金)が大幅に低い傾向にあります。

大半の作業所では最低賃金に達していないため、短期で自立を目指すことは困難です。

利用する場合は、長期的な計画を立てると自立を目指しやすいです。

就労継続支援B型作業所を利用したい方必見!事業所側の条件提示における対応と選ぶ基準について解説!

就労継続支援B型作業所を利用したい方必見!事業所側の条件提示における対応と選ぶ基準について解説!

就労支援B型を利用したくてもイメージがわかないという人もいることでしょう。

ここでは、就労継続支援B型作業所を利用したい方向けに事業所側の条件提示における対応と選ぶ基準について解説していきます。

事業所側から条件提示をされる場合があります。

主な条件提示の例として下記にまとめました。

  • 仕事内容
  • 利用時間
  • 1か月あたりの利用日数など

上記についてそれぞれ詳しくみていきましょう。

仕事内容

事業所から主な仕事内容について、提示されたうえで、どの仕事(作業)をしたいのか決める必要があります。

そのうえで、問題がなければ決めた仕事をする方向性で調整することになります。

ただし、各事業所によって提示内容は違うため、提示されたうえで、自分に合わないと判断した場合は別な事業所を検討してみるのも1つの方法です。

利用時間

事業所側から利用時間について提示・提案されます。

例えば、1日の利用時間や週の利用日数などです。

あくまでも無理のない範囲で決める必要があるため、提示を受けたうえで、どのくらいの利用時間なら自分に合うかを考えることが重要です。

1か月あたりの利用日数など

利用時間だけでなく利用日数についても提示される場合があります。

提示を受けたうえで、1か月あたり何日利用したいのかを考えて無理なく利用することが大切といえるでしょう。

就労継続支援B型作業所を利用するには?3つのおすすめ方法を紹介!

就労継続支援B型作業所を利用するには?3つのおすすめ方法を紹介!

初めて就労継続支援B型やA型、就労移行支援の利用をするには、まず各市町村の障害福祉窓口や地域の障害者基幹センター・ハローワークに相談しなければなりません。

もし、すでに相談支援事業所の相談支援専門員が担当者となっている場合は、担当者に相談するのもよいでしょう。

就労継続支援B型作業所を利用するための主な3つのおすすめ方法を下記にまとめました。

  • 就労継続支援B型を見学する
  • 必要書類を用意する
  • 利用申し込みを行う

上記についてそれぞれみていきましょう。

就労継続支援B型を見学する

各市町村にある就労継続支援B型の作業所をいくつか見学します。

見学することで、どんな作業をしているのか、どんな雰囲気なのかを知ることが可能なため、利用する作業所を選定するための参考にしやすいです。

必要書類を用意する

就労継続支援B型の利用をするためには、福祉サービス受給者証・利用計画書などが必要になります。

利用をしたい就労継続支援B型作業所に相談して相談支援事業者に必要書類の準備・作成を依頼するとよいでしょう。

利用申し込みを行う

福祉サービス受給者証の発行に約2週間〜2か月程度かかります。

原則利用したい就労継続支援B型作業所が決定してから取得することになるため、注意が必要です。

さいごに|利用条件を正しく理解して自分に合った就労継続支援B型作業所を選ぶことが重要!

さいごに|利用条件を正しく理解して自分に合った就労継続支援B型作業所を選ぶことが重要!

今回は、就労継続支援B型の利用条件、対象となる人と手続き方法や年齢制限などについて解説してきました。

また、就労継続支援B型の概要・仕事内容・工賃の目安・工賃受給までの手順・利用するための主な方法なども紹介しました。

就労継続支援B型は、障害を抱えていない人が通所することは原則できない仕組みですが、興味があれば職員(職業指導員/生活支援員など)での就職やボランティアでの参加を検討するのもよいでしょう。

事業者と利用する人が雇用契約を結ばないのが就労継続支援B型です。

そのため、年齢や心身の状態を理由に、毎日決まった時間に決められた時間まで仕事を行うことが難しい場合でも、自分のペースで働くことができます。

自分のペースで働くことが可能な点を含め、就労継続支援B型事業所の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に、本記事の内容を下記にまとめました。

  • 就労継続支援B型は「精神障害」「知的障害」「身体障害」「発達障害」「難病」の障害を抱えた人が通う
  • 原則18歳以上の成人で障害認定されている人であり、障害福祉サービス受給者証の発行を受けている人が就労継続支援B型作業所を利用可能
  • 仕事を作業所内外でした対価として工賃を得るのが、就労継続支援B型
  • やりがい・工賃・作業所の雰囲気などを含め、自分に合った選び方をしたほうが用い
  • 就労継続支援B型を利用するための主な3つの方法

就労継続支援B型作業所の利用条件とは?というテーマでまとめてきましたが、最後まで読み進めたあなたは「どんな人が利用対象者なのか」「どんな仕事をしているのか」など深く理解できたことでしょう。

本記事が就労継続支援B型の利用条件を知りたい方、利用を検討している方の参考になれば幸いです。

京都府京都市内にお住いの障害者手帳をお持ちの方で就労継続支援B型作業所ワークスペースクローバーの作業内容に興味のある方はぜひ、下記の入力フォームからお問い合わせください。

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