今回は、就労継続支援B型作業所での動画編集についてまとめていきます。
障害を抱える方々が通所する就労継続支援B型作業所と動画編集にはどのような関係があるのでしょうか。
本記事では、動画編集作業について、就労継続支援B型作業所で作業する理由とその流れ、最先端の技術である3Dデザインまでを詳しく解説していきます。
利用者の方は、作業する中でどのようなスキルが身につくのか、どんなメリットがあるかについても触れていきます。
ぜひ、参考にしてください。
動画編集作業って何?就労継続支援B型作業所で取り組む理由とは!?
動画編集作業とは一体どのようなものでしょうか。
YouTubeのような動画を作る作業と考えてもらえば分かりやすいでしょう。
撮影した映像をカットしたり繋げたり、音楽を追加したり、特殊効果を加えたりして、その動画を見る人に伝えたいメッセージを効果的に伝えることが目的になります。
ではなぜ、就労継続支援B型事業所が動画編集作業に取り組むのかですが、それは動画編集作業が利用者の方に仕事に役立つメリットをもたらすからです。
まず、動画編集技術はデジタルメディア界隈で重宝されるスキルであり、身につけることで就労の選択肢が広がります。
また、動画編集はクリエイティブな作業ですので、個々の表現力やアイデアを形にする力を磨けます。将来的には独立やフリーランスも夢ではありません。
就労継続支援B型作業所で動画編集の作業を行うことは、障害という一人ひとりの個性を大切にしつつも、技術の発展に沿った現代の支援の形と言えるのではないでしょうか。
就労継続支援B型作業所での動画編集作業の流れを紹介!
動画編集作業には複雑な工程があるように思えますが、実は一連の流れがあります。
まずは企画・構想から始まります。
この段階では、動画の目的や、誰に何を伝えたいのかを明確にする大切な工程です。
次はその企画に基づいて撮影を行います。十分な映像素材がある場合は必ずしも撮影は必要ではありません。
撮影が済んだら、映像素材の整理と編集です。
映像をカットしたり音楽や音声を追加したりして装飾し、動画を見る方に伝えたいメッセージをより効果的にする作業となります。
そして最後にエンコード。これは、編集が完了した動画を適切なフォーマットに変更する作業です。ここまでの一連の流れが済めば、1つの動画作品の完成です。
- 企画・構想
- 撮影
- 素材の整理・編集
- 特殊効果と3Dデザイン
- エンコード
就労継続支援B型作業所「ワークスペースクローバー」でも使用している動画編集作業の主要ツールを紹介!
動画編集作業で使用されるツールは多岐にわたりますが、ここでは特に人気のあるものを紹介します。
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
- Filmora
上記以外にも数多くの動画編集ソフトがありますので、使いやすいものや機能性で選ぶとよいでしょう。
無料で使用できるものもありますので、いくつか試してみて自分にあったソフトを見つけてみてください。
Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Pro(アドビプレミアプロ)は、映画制作やテレビ番組制作などにも使われているソフトウェアです。
色補正や音声編集、字幕追加など、多機能で高度な編集が行えます。
また、Adobe社の他のソフトウェアとの連携もスムーズなので、よりクリエイティブな作品作りが可能。弊社、就労継続支援B型作業所「ワークスペースクローバー」でも実際の現場で導入しています。
Final Cut Pro
Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)は、Macユーザー向けの動画編集ソフトウェアです。
直観的な操作性と使いやすさを重視した設計が特徴で、高パフォーマンスなサクサクとした動画編集を可能とします。
Filmora
Filmora(フィモーラ)は、初心者でも使いやすい無料の動画編集ソフトウェアです。
直感的なインターフェースと豊富なエフェクトやテンプレートが特徴で、手軽に楽しく動画編集を行うことができます。
また、YouTubeへの直接アップロード機能など、SNSでの動画共有を考慮した機能も充実しています。
編集した動画を見てもらおう!動画共有サービスの紹介!
動画編集の成果を世界に発信するためには、動画共有サービスの利用が必須です。
就労継続支援B型作業所で学んだ動画編集の技術を動画共有サービスで発信することは、自分らしさの表現であり、スキルを広くアピールすることになります。
また、動画共有サービスでは同じような興味や趣味を持つ人々が集まります。
この場が、情報を共有するコミュニティ(SNS)としても機能しているのもポイントです。
動画共有サービスは数多く存在しますが、以下では日本で人気のあるものを3つ紹介します。
- YouTube
- TikTok
有名なものばかりですので、1度は利用したこともあるのではないでしょうか。
それでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
『YouTube』世界最大規模の動画共有プラットフォーム
YouTubeで動画を発信している人は国内外問わず非常に多く、個人のクリエーターから大手企業まで利用しています。
YouTubeの発表によると、動画を視聴するユーザーも含めると20億人以上の人がYouTubeを利用しているそうです。
また、YouTubeのショート動画の1日平均再生回数は驚異の700億回越え。
この途方もない数字からも人気の高さをうかがうことができます。
私たちワークスペースクローバーにも、YouTubeでVTuberとして活動している方がいます。
動画編集やコミュニケーションスキルを磨き続ければ、人気YouTuberになることも夢ではありません。
『TikTok』SNS利用者満足度1位!若者を中心に根強い人気
TikTokは、モバイル向けのショート動画共有プラットフォームです。15秒〜最大10分の動画を投稿・視聴することができます。
株式会社ICT総研の調査によると、日本国内での主なSNSの利用者満足度はYouTubeを抜いてTikTokが1位。
音楽に合わせた加工動画が手軽に作れることもあり、若年層を中心に人気がありましたが、現在では30〜40代にもユーザー層は拡大。
ダンスやおもしろ動画だけでなく、実用的な情報発信などにも広く利用されています。
動画編集の技術を手軽に発信するには強力な舞台とも言えます。
『Instagram』ビジュアルに重点を置いた視覚的なアプローチが可能
Instagramは写真やショート動画を共有するプラットフォームです。
おしゃれに加工した写真や動画を共有できることから女性人気の強いSNSでしたが、ストーリズ機能の追加により利用者数を伸ばしました。
ストーリーズは時間経過でデータが消え、手軽に日常をシェアできる機能です。
より「気軽な利用ができる」という印象を与えたことが要因とされています。
また、最近では企業のマーケティングツールとしての利用が活発であることも印象的です。
Instagram独自のハッシュタグ文化が、硬いイメージのある企業広告を親しみやすいものにしているのかもしれません。
最先端の技術である3Dデザインとは?動画編集の最新技術を就労継続支援B型作業所で学ぶメリットを解説!
3Dデザインとは、コンピュータを使って立体的な物や場所、エフェクトを作ることです。
映画やゲーム、建物の設計、最近有名なものだとVTuberも3Dデザインが使われています。
3Dデザインを手掛けるクリエイターは3Dデザイナーと呼ばれ、仕事内容は静止画だけでなく動画作成や3Dモデル作成など、多岐にわたります。
3Dデザインを学ぶことのメリットは、この技術が今の時代にとってとても重宝されるスキルであることです。
例えば映像関連の分野ではVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の注目度が高く、今後ますます需要の増加が見込まれています。
VRはこれからも技術が精錬されていき、現実とそん色ない体験を可能にするでしょう。
また、ARの進歩により、日常生活の利便性はますます発展していきます。
このほかにも3Dデザインの技術を使用したものはたくさんあります。
これらを手掛けることのできる技術を手に入れれば、未来の可能性は無限に広がっていくことでしょう。
パソコンや知識がなくても大丈夫!就労継続支援B型作業所で働きながら動画編集を学ぼう!
就労継続支援B型作業所では、動画編集に必要なパソコンやソフトウェアが全て揃っています。
自宅に高性能なパソコンがなくても、就労継続支援B型作業所を利用することで、働きながら学ぶことが可能です。
また、パソコンに関する知識がない方でも心配はいりません。
就労継続支援B型作業所では、一から丁寧に動画編集の技術を教えていきます。
基本的なパソコンの操作から始め、段階的に動画編集の技術を学んでいただきます。
一人ひとりのペースに合わせ、作業支援員が適切な作業プランを提案しますので、焦ることなく安心してスキル習得を目指してください。
ワークスペースクローバーでの動画編集までの流れ
就労継続支援B型作業所ワークスペースクローバーでは、パソコン初心者でも安心して学んでいただける環境作りを心がけています。
少しでも動画編集をやってみたいという気持ちがありましたら、まずは基本的なパソコンの操作から学んでいただきます。
- パソコンの電源について
- 基本的なオフィスソフトの扱い方とタイピング練習
- 実践を通した動画編集ソフトの練習
おおまかには以上のような流れです。
初めは簡単な編集作業から始め、徐々に高度な編集技術を身につけていってもらいます。分からないことがあれば、専門の作業支援員が常にサポートしますので安心してください。
動画編集スキルで十分な実力がついたら独立も夢じゃない!
ワークスペースクローバーでの動画編集作業を通じて、プロにも負けない動画編集スキルを身につけることが可能です。
将来的に自分で仕事をしていきたい。自宅で仕事ができるようになりたい。このように考えている方にとって、動画編集スキルは必ず力になります。
独立を目指す方には、ビジネスの立ち上げやクライアントの獲得方法についても、ワークスペースクローバーがアドバイスやサポートします。
こんなに魅力的な動画編集スキルや環境を選ばない手はありません。
あなたも就労継続支援B型作業所で技術を磨き、動画編集のプロとして活躍していきませんか。
就労継続支援B型作業所の気になるQ&Aコーナー
就労継続支援B型作業所について、皆さんが知りたい情報をQ&A形式でお届けします。
これから紹介する質問は、実際に沢山の方から寄せられているものです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
Q.就労継続支援B型作業所で働きながら学ぶってどういうこと?
就労継続支援B型作業所とは、障害があり、一般企業などでの就職が困難な方を利用の対象としています。
施設では、軽作業や施設外就労などを通じて、一般就労において必要なスキルや知識、社会ルールやビジネスマナーなどを学んでいただきます。
取り組まれている作業は、施設ごとに特色があり、自身にあった施設(作業)を選ぶことが可能です。
ワークスペースクローバーでは、内職作業のほか、IT系の作業にも力を入れています。
企業からの依頼をワークスペースクローバーで引き受け、その依頼をこなすことで、働きながら学ぶことができるという仕組みです。
Q.就労継続支援B型作業所を利用するためにはどんな手続きが必要?
就労継続支援B型作業所の利用には、障害者手帳と福祉サービスの利用申請(受給者証)が必要です。
また、利用したい作業所を決める必要もあります。
行政の手続きはなかなか理解が難しいものですので、まずは気軽にご相談いただきたいです。
- 障害者手帳をもっていない
- 受給者証ってどうやって取得するのかわからない
ワークスペースクローバーでは、気軽に見学や体験の相談をしていただいて大丈夫です。
その後、利用に関する手続きは全てサポートいたします。
さいごに|就労継続支援B型で動画編集の仕事に興味のある方はワークスペースクローバーへ!
今回は、就労継続支援B型作業所での動画編集作業と、そのなかで学ぶことのできる最先端技術3Dデザインについて解説しました。
動画編集はみなさんの創造性を発揮し、オリジナル作品をつくることができる素晴らしいスキルです。
動画編集や3Dデザインに興味のある方は、ぜひお近くの就労継続支援B型作業所に足を運んでみてください。
輝かしい未来をその手に掴みましょう!
京都府京都市内にお住いの障害者手帳をお持ちの方で動画編集の仕事に興味のある方はぜひ、下記の入力フォームから就労継続支援B型作業所ワークスペースクローバーまでお問い合わせください。
【コンテンツ制作者】
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